コミュニケーションするときに、楽に出来ますか?
平常心、上がらない、冷静、スポーツの現場でも人生で勝負のかかった時期にも使われ、とても大切な言葉です。
コミュニケーションをする前に、その状態に楽にいられるかは実は極めて重要なことなんです。
たとえば、楽にいられなとどういうことが起きるでしょうか?
・聴衆を前にしてあがってしまう。
・試験前にあせって、能力を発揮できない。
・営業で成約前に、どうもあせってそれを見透かされてしまう。
・子どもが悪さしたとき、感情的になって思い切り怒ってしまう。
・好きな彼から口説かれたとき、楽にいられず、反対に傷つけることを言ってしまう。
・姑の言動につい、ついイラッとする。
・嫌いな人の前だと何か言われたとき、態度にでてしまう。
・プレッシャーがかかるとミスしてしまう。
これらは、すべてコミュニケーションをする前に、その状態に楽にいられないことから生じてきています。
では、なぜそうしたことが起きるのでしょうか?
人は、
・それが起きるのはしょうがない。
・相手が悪い。
・たまたま運が悪かった などなど
人は他人のせい、環境のせいにしますが、結局はあなたの心が起こして、態度として外に現われていることなんです。
そして、コミュニケーションにおいて、言葉を発する前に、そこに楽にいられるということは極めて大切なことです。
では、楽というのはどのような状態なのでしょうか?
辞書によると定義は以下です。
<楽>
心身に苦痛などがなく、快く安らかなこと。また、そのさま。「気が―になる」「―な姿勢」「どうぞお―に」
ですから、
・初対面の人に緊張している状態は楽ではないのです。
・上がっている状態は楽ではないのです。
・快くない状態は楽ではないのです。
・相手の言動にイラッとしてしまう状態は楽ではないのです。
・試験で上がってしまうのは楽ではないのです。
・プレッシャーを受けて試合で力が発揮できないのは楽でないのです。
そして人生において大切な決定を下すときは、得てしてプレッシャーのかかった状態です。
そこで楽にいることが出来て、力を発揮できるかそうではないかというのはとても大切です。
それが出来るかは一流選手とそうではないう選手との分かれ目です。
有名人でイチロー選手を例に挙げましょう!
2009年のワールドベースボールクラシックの決勝でイチロー選手が、最後にヒットを打って逆転しましたよね。あの場面の彼のコメントをあとで、聞いたことがあります。
「日本じゃ盛り上がっているだろうな! 打ったら明日の一面でトップ記事だろうな!」と打席に入ったとき、考えていたと言っています。
普通ではないですよね。でも彼はそこであせるより、楽でいられたのです。
また日本がサッカーで初めてワールドカップに出場を決めたジャホールバルで岡野選手は、何度も楽でなくて決定的なチャンスを逃しました。しかし、最後には決めました。中田選手のシュートのこぼれ玉です。中田選手は試合後のコメントで、「やっと決めてくれたなと思います」と言いました。
冷めてますよね。嬉しがっている感じではありません。でも彼は常にそうした楽な精神状態であったことがわかる発言ですよね。結果を出す人はそうなのです。
楽で居られることが、結果につながるのです。
ここでちょっとした例題です。
このように文章で一方的な情報だけだと疲れてしまいますよね。
あなたにも頭を使って頂く時間をつくりました。
では、質問です。
あなたの過去を振り返ってみてください。
1. あなたの過去において、楽でいられなくて、失敗した例を3つ思い出してみてください。
2. では、あなたの過去のおいて、楽でいられて成功した例を3つ思い出してみてください。
出来ましたか?
もう少し時間が必要ですか?
では、ここで、私の例を言いましょう。
<失敗した例>
・ 以前、中企業のサラリーマンをやめて勤めた社員4人の会社の社長と対立したとき、怒ってしまい、それが解雇の原因となった。→ 最終的に自分で会社を興すことになった。
・ 20代の頃に、彼女にカラオケに誘われたが、どうも最初から行きたくなくて、それも言えず、そのイライラからカラオケで、けんかしてしまった。→ その彼女との別れの原因となった。
・ 会社でネチネチ苛められ、怒って壁を殴ったら、手の指を脱臼した。→ 嫌な人と一緒に仕事をしたくないということで、会社をやめるきっかけとなった。
・ 免許を取って初めての遠出で、バスの後尾に衝突した。→ 修理代がかかり、運転するのがしばらく怖かった。
<成功した例>
・ 会社のサッカーの試合の決勝戦で、PK戦でPKを決めて優勝した。→ 会社のサッカー部の選手としての地位が上がり、営業部に異動の原因となった。
・ 最近、住んでいる家の屋根が雨漏りして、6ケ月間の交渉の際、一度も相手に怒ったりせず、冷静に話を薦めて家主側弁護士に勝った。→ 修理が家主持ちで行われるようになった。
・ 最近、近くで交通事故があり、冷静に対処して、警察を呼んだり、救急車を呼んだり手配できた。→ けが人や警察への対処が速やかに行われた。
・ 友人が悪徳金融にひっかかりお金を騙し取られた。→ 事務所に乗り込み、冷静に話した結果、お金が戻ってきた。
自分でも感じたのですが、楽でいられなかったことによって、人生がそこから思わぬ方向に変わってしまっていることが多いです。また楽でいられることにより、その後の人生が向上しています。
大切なことは、私の例でもそうですが、人生で勝負がかかったときはストレスもかなりあり、そこで楽な状態で力を発揮できるか、出来ないかで、その後の人生や他人からの評価が決まってしまうという残酷な側面があるということです。
それは、あなたの性格が良いか、悪いかということあまり関係性がないということです。
いわば、そこに楽にいられることがプレッシャーに打ち勝つことになり、良い結果を出すことができますが、そこに楽にいられないことが、ミスやよくない結果となってしまうということです。
ですから、コミュニケーションにおいて、そこに楽にいられるということは強調してもし過ぎることはないのです。
では、どうやって楽にいることが出来るのでしょうか?
私の知る限り、普通のコミュニケーションセミナー、話し方教室では場数を踏む以外に楽でいられることを教えてはくれないのです。
そして、楽でいられるということは、以上お伝えしたように、とても大切なことですが、それをきちんと学ぶことは普通出来ないものなのです。
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知りたいですよね!
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