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夫の盗撮の原因とその解決策について

最近、スマホやピンホールカメラ、無音アプリの普及普及とともに簡単に盗撮できるようになり、実際の検挙される例も増えてきています。またネットで盗撮のやり方も簡単に知るようになってきています。

盗撮は簡単にやめらるれるものではなく、もうやらないと誓ってもまたやってしまう例が多いのです。

盗撮は犯罪であり、検挙されれば、会社には懲戒解雇されるでしょうし、病院へ行ってもなかなか解決できないのです。

そして、夫が盗撮をしているので、何とかして欲しいと相談される例も増えてきています。

奥様としては、以下の疑問と解決を求めているのではないでしょうか?

1. なぜ、悪いとわかっているのにやってしまい、それがやめられないのか?夫が盗撮してしまう心理的原因がわからない。

2. どうしたら、上手にやめさせることができるのか?

<盗撮の原因について>

最初に盗撮の原因について話しましょう。

まず、人は快楽へ向けての行動したいという衝動があります。それは感情の解放に伴って生じます。

例えば、美味しいものを食べると嬉しいとか、悲しいときに泣くとすっきりするとか、イライラしたときに怒るとスッキリするとか、ワールドカップサッカーで日本が勝つと熱狂するとかです。

感情は人それぞれで、人によって何を行うと感情が解放されて快楽の状態になるかは異なります。極端な例だとリストカットするような人はリストカットするとスッキリすると言いますが、それはなぜでしょうか?

彼らは、感情の状態は無感覚に近いですが、リストカットすることで無感覚から痛みという感情で出てくるので、解放されるのです。

同様に、盗撮する人は、盗撮で気分が良くなるのです。よって、感情の解放を伴う快感が得られるので、快感をもう一度味わいたいためにやめることができないのです。

では無理やり盗撮に使うスマホやピンホールカメラを取り上げたら、どうなるでしょうか?

これは良い対策とは思えません。より行動が潜在化して、巧妙になるだけです。盗撮したいというのは衝動なのです。盗撮が快感なのです。

衝動とは、辞書によると、内部から強迫的に動かされる行為のことで,反省やためらいや意図などの介入する余地がないもの。

です。ですから、悪いことがわかっていても、やめられないのです。

また精神的な問題であるので、医療機関へ行こうが、単にお薬を処方されるだけです。そして、お薬には当然、副作用があります。結果的に、今度は副作用も加わり、苦しむことになるのです。問題が倍以上になるだけです。

<解決策について>

1. 夫を最初にカウンセリングしてはいけない理由とは?

先ほど書いた内容にもかぶりますが、盗撮するような夫はコミュニケーションが苦手だったり、常に緊張していたりしてリラックスした状態で仕事や生活をしていません。多くは幼少期に両親に怒られたり、やりたい行動を抑えつけられたりしてきています。トラウマがたくさんあるのです。

従って、それらのトラウマが解消されてくれば、盗撮することなんて、バカバカしくてできなくなります。結果、快感を感じることが、普通の人のように、サッカー日本代表が勝つとか、よりプラスの出来事になってきます。

しかし、ここで問題があります。少なくとも、このブログを見ているのは奥様で、旦那さんのことを何とかしたいと思っているわけですよね。

本人が積極的に何とかしたいと思っているならば、このブログを見てすぐに私に連絡が行くなり、自分で解決しています。

でも、そうではない場合、ご主人は、自分で解決する能力がないのです。

自分で解決する気がない人が、奥様に誘われて、無理やりやって解決するものなのでしょうか?

カウンセリングでは自己開示することが大切です。そもそも無理やり来させられた人が積極的に自己開示するでしょうか? まず無理に近いでしょう。

また、技術的な側面でも、過去の嫌な記憶を抑えつけて忘れようとしてきた人はそれだけ記憶がかなり閉塞しています。また、こんなのやっても効果ない。俺は無能だとか、自己否定しまくって生きてきています。また劣等感もとても強いです。

そうした人は、記憶の奥底まで見ることが苦手です。ですから、そもそも「やっても無駄だ」と過去の固定観念がびっしり積もっている人が効果を十分出すまでには相当な時間もかかります。

そして、「やっても無駄だ」と思っていれば、途中で諦めてやめてしまうことが多々あります。

もちろん、途中でやめてしまえば、効果が出ません。

お金はかかるし、効果が出ない、落胆とお金の浪費、カウンセラーへの不信以外何も残らないのです。

左の本は、感情の状態ごとにどういう考えや行動をとってしまうのか、20以上の項目を分析的に書いてある本です。もちろん、盗撮してしまうような人がどのように考えるかがわかるので、その状態に対して落ち着いてみれるようになります。クリックすると本の紹介ページに入れます。

 

 

2. 奥様に対するカウンセリングが有効な理由とは?

チームスポーツでは、チームが負けてきて意気消沈している時に誰かがみんなを励まさないと気持ちは上向きになりません。そして、その時に、引っ張るのは、決してチームで一番弱い選手ではありません。

その時は、リーダーがチームを引っ張るしかないのです。そして、リーダーが弱い選手を助ける以外に、弱い選手が元気を取り戻すことではないのです。弱い選手が率先することはないのです。

実際、不登校のお子さんを抱えるお母さんの例でもそうでなのですが、お母さんが学校へ行けない子どもを怒ったり、落胆していたり感情的なぶれがあるとそれがまともに子ども良くない影響を与えます。

盗撮をしてしまう夫を抱える奥様もまったく同じなのです。奥様がしっかりした上で、きちんと旦那さんをコントロールできるような状態にならないと盗撮はまずなくならないのです。そして、一度やめたと思っても再発するのです。

3. では具体的にどうすべきなのか?

1)反応心の存在を理解すること。

人間の心には、わかっているけれども反応してしまう反応心というものがあります。これがトラウマを説明しています。

左のイメージをクリックすると、それに関するDVDのぺージが開きます。

簡単に言いますと人間には合理的に考える心と不合理な考え、行動をしていしまう反応心というものがあります。この心は刺激ー反応の基づき行動します。例えば、犬恐怖症の人は、小さい時に、犬に噛まれたり、怖い思いをしています。そうすると、大人になってもチワワとか小型の犬を見ただけでも怖いとなります。

これは反射的に起こるもので、その人のコントロール下にはありません。すぐに怒って、切れてしまう人とかもそうです。

人によって反応心の影響が強い人とそうでない人がいます。そして、その人の状態が悪くなれば、なるほど、反応心の影響が強くなり、その人は、理性的な行動がとれなくなり、反生存的な言動を取るようになります。

理性的に考える人に、「盗撮をやめろ」と言えば、言うことに従います。

しかし、理性的な行動を取れない人に、「理性的な行動を取れ」「盗撮をやめろ」と言っても効果がないのです。

この理論を完全に理解してないと、「何度言ってもやめない夫」「ダメな夫」として夫の人間性そのものを否定しかねません。夫が悪いのではなく、反応心にコントロールされている状態の夫が不合理な行動をとっているに過ぎないのです。

このことを知識できちんと理解する必要があるのです。

そして、もちろん、夫は過去の人生で否定されまくってきてます。そこでさらに否定されると益々状態が悪化するだけで、何の解決にもならないのです。

2)奥様がカウンセリングを受けること

カウンセラーは、一時的に助けることはできますが、常に助けることできる人は奥様以外いません。ですから、奥様が知識を持っていく必要があります。

それには、奥様自身の反応心も少しでも取り除いていく必要があります。というのは、そうすることで、旦那さんの状態を客観的に見られるようになるからです。一緒になって反応しあっていたら、何も解決しないからです。

それには、まず、左のダイアネティックスに基づいたオーディティングと呼ばれるカウンセリングを受けることです。10時間から場合によっては20時間くらい受けることが必要でしょう。

それによって、奥様自身の反応心がなくなり、より理性的に、客観的に旦那さんを見れるようになって初めて、コントロールする下地ができます。

 

次に夫婦とは何か、とか人生を生きる上での基本的なことを本と通じて学んでいきます。下に簡単に目次を述べますと、

・対人関係を構成する、親愛の情、現実性、コミュニケーションの三角形。
・日常世界の混乱の処理。
・結婚。
・子供とのつき合い方。

こうしたことは基本的なことですが、学校や家庭では教えてもらったことがないものです。それゆえ、ご両親同士があまり仲良くなかった家庭で育つと理想形がわかりません。それがすべての間違った夫婦関係の原因となります。

これらのことをきちんと学んだ上で夫に対処していくと、徐々に夫の状態も上向いていきます。もちろん、すぐに効果を期待したいのはやまやまでしょうが、長年培ったクセや行動スタイルを変えるには時間がかかるでしょう。


また、コミュニケーションのトレーニングをすることで、理想的なコミュニケーションができるようになります。愛知にお越し頂くことになりますが、そうした勉強もやられると重ねて効果が出ることでしょう。

 

 

・相手が怒ったり、気分を害するような、いかなる状況においても、それに影響されず、自分のコミュニケーションを伝えることができること。

・どのように相手が満足するような相槌を打てるようになるのか?

・相手に質問して確実に答えを得ることができるようになること。

以上を理論と実践を通して能力として獲得していきます。

結論:いずれにしましても、盗撮癖は治すことができます。ただ、まず奥様が旦那さんに対して、安定的にコントロールすることができて、実現しますので、まず自らが率先してやることが大切でしょう。