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話の内容がわからないのではなく、単語がわからないのです。

こんにちは!

仕事しているといますよね。とんちんかんなことをしたり、理解不能なことをする人って。
同じように説明しても、すぐ飲み込み理解してできる人と、何度話しても理解できない人。

そういう人と一緒に仕事をすると、早い人はいらいらするし、遅い人は動揺してしまう。説明する側も疲れてしまう。

そうした経験ありませんか?

そこでイライラしてもしょうがないですが、そもそもイライラするのは、その人がなぜ理解できないか、そして解決方法がわからないからですよね。

では、その原因を説明していきましょう。

まず例を挙げましょう。

もし、教えてる人がアメリカ人で、同じ説明を英語でした場合はどうでしょうか?

多くの人は理解できないでしょう。それは、彼の話している言葉が英語であり、内容が理解できないことからです。しかし、もっと細分化していくと、そもそも単語の発音が聞き取れないか、あるいは単語の意味がわからないから、理解できないことでしょう。

実は、日本語の場合もまったく同様なのです。

例えば、パソコン、ソフトのマニュアル、インターネット関係のマニュアルを読むのも嫌な人いませんか? それらには専門用語が散りばめてあります。技術者にしかわからない単語があります。

初めての人がそれを見ると圧倒されてしまいますよね。小まめに辞書やIT用語辞典を引かないと混乱してしまいます。

そうなんです。これと同様なことが理解力があまりよくない人の日常的に起きていることなんです。

そうした人は学生時代、勉強を怠けてしまったのかもしれません。あるいは、単なる丸暗記でテストを乗り切ることだけで勉強してきたのかもしれません。

結果として、単語の定義を間違って理解していたり、十分理解していなかったり、まったく理解していないのです。

それによって、同じ日本語を話しているのに、相手側はまったく理解できない状態が起きてしまうのです。

これは小さくはない問題です。得てして有能な人は、そうした理解できない人に足を引っ張られてしまうのです。

では、ここで問題です。

では、「理解」という言葉の定義を正確に言えますか?

もし、すぐに頭に定義がピンと出てこないなら、もしかして、十分に理解していないかもしれませんね。

「わかる」ことだけですと不十分です。

「正しく」が必ず入っています。

大辞泉によると以下です。

1 物事の道理や筋道が正しくわかること。意味・内容をのみこむこと。「―が早い」
2 他人の気持ちや立場を察すること。「彼の苦境を―する」

理解できない人が理解できるにはどうすれば良いのでしょうか?

それは小まめに電子辞書を持ち歩いて、単語の定義を引きまくることです。

また、説明する側は常に相手が理解するように、専門用語を使う場合はきちんと定義をはっきり明確にして話を進めることです。これ以外にはなかなか解決には結びつかないですよね。