友人で人事の採用関係の仕事をしている人がいます。その方が言うには、能力が高くてもコミュニケーションの能力が低い人は、実力よりも低い給与で甘んじているそうです。
なぜなら、そうした能力はその人が言わない場合は、働いてからでしかわからないからです。ですから過小評価されてしまうのです。
一方、口八丁の人は、面接で自分の実力が低くても口でかなり誇張できるので、最初の時点で良い給与にありつくことができるそうです。実力が伴わない場合は、過大評価されるのです。
クレーム対応でもお客さんにビビっているとちゃんとクレームを受け止めてないとして、お客さんにネチネチ虐められるかもしれません。
真面目だけど、コミュニケーションがうまくないと世の中をわたっていくときに損をしてしまうのです。 こうしたコミュニケーション下手は、人生のあらゆる場面で左右してきます。
・たとえば、学生時代、いじめっ子に言い返せないと苛められるかもしれません。その結果、不登校になってしまうかもしれません。
・就職のとき、面接でうまく言えないと希望の会社に入れないかもしれません。結果、低い給与の会社に勤めることとなり、人生設計が狂ってしまうかもしれません。
・たとえ美人でも引っ込み思案だと、粗暴で自分勝手な男性に押し切られて結婚してしまうかもしれません。
・そして、離婚も言いだせず、ずるずる愛のない関係を続けてしまうかもしれません。
・また子供が学校でいじめにあっても担任の先生と話して、解決に向かうことが難しいかもしれません。
・営業でクレーム対応に失敗して、どんどん不利な状況になるかもしれません。
・部下に強い気持ちで怒ったり、言えないと自分ばかり仕事を抱えてしまう羽目になりかねません。
・男性がそうだと、意中の人の心を射止めるだけのパワーがないかもしれません。
・押しが強くないので、会社の中で派閥争いに負けてしまうかもしれません。
・再就職もままならないかもしれません。
・友達に押されて、マルチレベルマーケティングの商品を買っても人に薦められず、結局お得意さんだけになってしまうかもしれません。
・老年になって、押し売りに負けて高額な商品を買うはめになったり、投資詐欺に引っかかるかもしれません。
ここで、エクゼクティブの定義を明確にしましょう。これは、日本語で役員と言いますが、この単語Executiveの動詞は、Execute 実行するです。 ですから、役員は実行する人であり、実行させられる人ではないのです。
ですから、買わせられる、命令されるという受身ではなく、命令する。購入させる人。実行する人でないといけないのです。 営業マンはあくまで、顧客に製品を売る人ですよね。
売られる人ではありません。 営業マンは製品の良さを伝えることに加えて、売るという行為まで行って初めて結果となります。
ですから、コミュニケーションは相手に伝える能力を磨くだけでなく、相手を自分の意図の通り行動させることまで含んでいないを完結しないのです。
よって、コミュニケーションを主体的に行うには、相手に伝えるのだけではなく、相手に何かを伝えて、行動させる、実行させるところまでいかないと本当にあなたが人生で優位に立って、人との関係を築けないのです。
でないと人によって流される人生になるんです。 いじめっ子に文句を言ってもいじめをやめさせないと、いじめの問題は続きますよね。 怖いけれど、これが真実なのです。
私のところでは、相手に伝えるためのコミュニケーションだけでなく、相手に反対されても自分の意図を貫くことができるようになるコミュニケーショントレーニングを最近教えています。
これはタフですが、人生で大いに役に立ちます!
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