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パワーハラスメントにお困りな経営者の方へ その5 コミュニケーションで必要な要素

パワーハラスメントにお困りな経営者の方へ その4 コミュニケーションの公理の解説

さて、次はさらにコミュニケーションをスタートする点で必要な要素を伝えていきましょう。

下の絵を見てみましょう。こんなシーンだと相手は聞いてはいないですよね。これはコミュニケーションにおいてある要素が欠けていることから生じます。それは何でしょうか?

注意がないコミュニケーション

それは男性からは「注意」が女性に向けられていますが、女性からは男性に「注意」が向けられてない状態です。そんな状態で「言葉」をかけてもコミュニケーションは相手に伝わらないのです。

注意がないコミュニケーション2

小学校の時に朝礼のときに後ろ向いて話していると先生が「顔とおへそを正面に向けて!」と言われましたが、車に乗っているときは別にして、まさに顔とおへそを相手に向けていないと注意は相手に向かいないし、相手もそうは思わないのです。

ですから下の写真のように話すときは、相手の注意が自分に向けられた時に話す必要があります。そして、ちゃんと相手からの注意を得ていないと相手との間の「親愛の情」は明らかに落ちます。

例えば、部下の顔を見ないで指示を出すとか、あるいは向うを向いている時に背中越しに指示を出すとかです。そうすると、相手から良い印象は持たれないので、同じことを言っていたとしても、パワハラだと思われる可能性は増えてしまうのです。

コミュニケーション ぱくたそ その3 640x426

 

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パワーハラスメントにお困りな経営者の方へ その4 コミュニケーションの公理の解説

パワーハラスメントにお困りな経営者の方へ その3 コミュニケーションの原理とは?

コミュニケーションの公理

 

コミュニケーションとは、源点から距離を越えて受領衝動あるいは粒子を押し進めるとする考え及び行為であり、それには源点から発せられたものに対するデュプリーション及び理解を、受領点に生じさせようとする意図が伴います。

 

1. 源点から距離を越えて受領衝動あるいは粒子を押し進めるとする考え及び行為

これが最初の文章の部分です。チョコレートが粒子で、それを源点から受領点距離を超えて推し進めています。

コミュニケーション その1640x426

 

2. 源点から発せられたものに対するデュプリーション及び理解を、受領点に生じさせようとする意図が伴います。

コミュニケーション その2 640x426

 

そして、バレンタインデーであなたにチョコレートをプレゼントする意図を相手に伝えると、受領点は、それをデュプリケーションして理解します。

デュプリケーション:複製のこと。

意図: 何かをしようとする考え。この場合は、あなたにチョコレートをあげるというのが意図

 

まとめますと、

きちんと自分の考えを相手に対して、意図をもってデュプリケートさせて理解するまでが源点側の責任なのです。

ですから、

・片方が「言ったのに。。。」と言って相手が理解したかの確認を取らないこと。
・「そのくらいわかるだろ。。」ときちんと相手が理解するまで伝えないこと。
・「わかった」と言って内容をちゃんと理解してないこと。
・察しろと相手に理解させるのを委ねていること。

はコミュニケーションの公理から、あてはまらないのです。

次回はこれについて説明していきます。

パワーハラスメントにお困りな経営者の方へ その5 コミュニケーションで必要な要素

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パワーハラスメントにお困りな経営者の方へ その1 パワハラの定義とは?

<パワーハラスメントの定義とは>

では、パワハラの定義をまず明確にしましょう。

厚生労働省によると、職場のパワーハラスメントとは、「同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為」と定義をしました。

 

この定義においては、

・上司から部下に対するものに限られず、職務上の地位や人間関係といった「職場内での優位性」を背景にする行為が該当すること

・業務上必要な指示や注意・指導が行われている場合には該当せず、「業務の適正な範囲」を超える行為が該当すること

を明確にしています。

 

「職場内での優位性」については、上司が新規に赴任した部署や事業所で、業務を知っている部下の古参社員から情報を十分与えらえないことや、有能な部下が、上司を無視したり、集団で馬鹿にすることも含みます。

「業務の適正な範囲」は、相手の間違いを指摘することは大切ですが、繰り返し言い続けたり、人格否定するところまで行くと明らかに訂正な範囲を超えてしまいます。

<理解できないこと>

人間関係は相互の理解の上に成り立っています。上司は部下が理解できないことを指示しても部下は理解できないので、できません。

これには、2つの要素があります。

1. 業界特有の専門用語を理解できない。

2. 仕事に必要な作業とその段取りを理解できない。

1の最初の部分ですが、もし、理解できない用語を聞いたら、どんな気分になるでしょうか?実は、人は、理解できない単語に出くわすとその後で聞いたことがすべて空白になって理解できないことになります。ですから上司がいくら説明しても、まったく部下は理解できないままになります。

そこで、強引に「何でわからないんだ?」と言っても、部下はどこがわからないかすらわからないので、混乱するばかりです。結果として、「上司の説明が強引だ!パワハラだ!」と思われかねません。

もし、部下が業界用語がわからくて混乱していたら、部下にどこまで調子が良くて理解していたのか、そして、どこからわからくなったのかを聞いて、その間にある理解できない単語を見つけて、その単語の定義を明確にして理解させた上で、先の説明へ進みましょう。

そして最終的には、以下でしょう。

解決策→業務用語を網羅した簡単な用語辞書をつくる。

 

2の部分ですが、例えば、カレーを作るときに、玉ねぎを切らずに、いきなり鍋に入れたり、あるいは、カレールーを入れ忘れてしまえば、美味しいカレーはできません。自動車を組み立てる時に、車のボディが出来てないのに室内のエアコンを設置しても上手くいきません。仕事には必要なパーツとそれを組み立てる段取りがあるのです。

解決策→仕事に必要な作業はA,B,C, Dで、ABCDの順で行うことを書いたものを残す。

確かに、大変ですが、実際、私が知っているあるIT会社は、この2つがきちっとしていて、新人が入ってすぐに当日から仕事ができる状態にもっていけていると聞きました。またマクドナルドもバイトの高校生をすぐに即戦力として使えるようにするために、マニュアルががっちり作っています。

もちろん、最初から業務に精通している社員と仕事のスピードは違います。

しかし、これらの2つをきちんとすることが、上司と部下との間に余計は摩擦やパワハラを起こさないために必要でしょう。

パワーハラスメントにお困りな経営者の方へ その2 理解とは?

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