昨日、正直さと自尊心には明らかな関係性があると書きました。しかし、馬鹿正直にすべてを話すことが正しいのでしょうか?あるいは、相手の立場での正しさとこちらの正しさがぶつかったときに、本当はどちらが正しいのでしょうか?
いじめは悪いとすると、すべてのいじめは悪いのでしょうか?いじめられた結果、なにくそと頑張って、成功した人は数多くいるでしょう。それらのいじめはその人の人生にとって間違っていたのでしょうか?
会社でミスばかり犯したり、能力の低い人間を閑職に追いやるのは、よくあることです。それは、会社にとっては正しいことです。
何かを判断するときに、自分が損か得かの視点は明らかなものさしとなるでしょう。あるいは、善か悪かです。道徳的かそうでないか?合法か、違法かの視点です。しかし、法律を犯していなくても悪いものは悪いのです。脱法ハーブは現段階では、法を犯していないから、大丈夫ではないのです。法律でまだ規制されてはいないが、人体に明らかに有害な物質が入っているのです。それは悪いものです。では、なぜそれが悪いのでしょうか?
以上を考えると、善悪、損か得以外の明らかに別のものさしが必要がなことがわかります。
ダイアネティックスを書いたL.ロン・ハバード氏によると、すべての知識あるいは、行動はそれを行うと生存の方向に向かうのか、それとも屈服(死の方向に向かう)のかによって判断され、生存に向かう知識こそ、有益であるというのがあります。それは人生の目的に沿っているからです。
ダイアネティックスで書かれていることは、人生の目的は「生存せよ」です。以下抜粋します。
「これは、生命が生存しているという考えは目新しいものでありませんでした。生命のダイナミックの衝動全体が、生存だけであるという考え方はこれまでになかった。」
日本語の意味がさらに明確にするために、原文を載せます。
It is new that life has as its entire dynamic urge only survival.
dynamic ダイナミック
1. (used about a person)full energy and ideas (人について)活力と着想に満ちている
2. (used about force or power) that cause of movement (勢いまたは動力について)運動を生じさせる
urge 衝動
(used about a person)strong need or desire
(人について使われ)強い必要性や欲求、
survival 生存
1. to continue to live or exist in or after a difficult or dangerous situation
困難な状況や危険な状況でも生き続ける、存在し続けること
2. to live longer than somebody or something
何か、誰かより長く生き続ける。
「これは、生命が生存しているという考えは目新しいものでありませんでした。生命のダイナミックの衝動全体が、生存だけであるという考え方はこれまでになかった。」
ですから、生命の目的に沿うということは、より生存的に向かうものです。では具体的に「生存せよ」とはどういったことでしょうか?
それはまた明日です。
<続く>