個人の価値と高潔さ その2

個人の価値と高潔さ その1

高潔さとは何か?

<高潔さ>

人柄がりっぱで、利欲のために心を動かさないこと。

英語では、もう少し意味があります。

<Integlity>

1 正直, 誠実, 高潔, 廉直(honesty)
a person of high integrity
すぐれて誠実な人物.

2 完全な状態, 無欠(性), もとのままの状態, 無傷の状態
territorial integrity

<自尊心>

自分の人格を大切にする気持ち。また、自分の思想や言動などに自信をもち、他からの干渉を排除する態度。プライド。

自尊心とは、高潔さ(Integlity)と深く関わっていることがわかります。

平気で嘘をつき続けると、だんだんと人からの評価は落ちます。そうすると、自尊心は落ちていきます。

もし、正直さがなければ、悪いことをしても、それを隠してしまうかもしれません。

あるいは誠実でなければ、嘘を平気でついてしまうかもしれません。そうしていくと、どんどん悪い方向に向かっていきます。

学生時代、宿題をたまたま、忘れていって先生に当てられなかったら、まあ、いいやと次の宿題をしなくて、どんんどん、その教科の成績が悪くなったことがありませんか?

不正直、あるいは、嘘をつく→それが続く→他人からの評価が落ちる→自分で自分が嫌になる→自尊心が落ちる→さらに無責任な行動を取る。

という図式になるでしょう。無責任な行動が続けば、最後に犯罪にまでなるでしょう。

「ウソつきは泥棒の始まり」を真実のことわざだということがわかります。

ニューヨークの地下鉄で犯罪をなくすために、まず小さな犯罪、ガラスを破る、落書きをするを徹底的に検挙したら、凶悪犯罪数が圧倒的に減ったということを聞いたことがあります。

小さな不正を見逃さないことで、大きな犯罪が防げるのです。

とすると、どんな会社でも、組織でも構成する一人ひとりが誠実で、正直なことがいかに大切なのかがわかります。そうした正直で誠実な人の集まりであれば、結果を出すのはそんなに難しいものではないでしょう。

平気で会社の備品を持ち去る社員。不倫が横行している会社、仕事に手を抜く社員、彼らは正直でないばかりか、自尊心も低いのです。こうした会社は一時的に売上は上がっても長く続くことはないでしょう。

以上は、以下の本からの内容です。詳しくは以下の本をご覧下さい。

 

 

 

<続く>

 

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