人の状態が悪くなるには、必ず、心のどこかでその悪い状態に同意している自分がいます。
こんなことをしても大丈夫だろう。という心の甘さです。
しかし、それをしてしまうと、もっとこんなことをしても大丈夫だろう。
そして次から次へとその悪い状態への同意は激しくなっていく。
さらに、状態が良くない人ほど、そうした悪い状態へ強く同意しているので、その人を助けたいと思っている人の手を拒絶するのです。
例を挙げると、若い頃、車の駐車違反をで赤点がついた。それでも、大丈夫だろう。駐車場へ置くのが面倒だ。
そして、さらに駐車切符を切られた。そして、免停まで行った。
講習を一日受けて、出たら、またもや駐車禁止に引っかかり、さらに警察官の張っていたところで、車線変更を早めにして、つかまり再度免停になった。
運転免許試験場で、並んでいたら、やはり免停を食らったと思われる40才近く上の叔父のがいるのが後姿からわかった。あまりのバツの悪さに声をかけることもせず、また叔父も気づかなかった。
「あの年になってまで、こんなところに来たくない!」という強烈な思いがそのとき、沸き起こった。
そして、それ以降、優良ドライバーとなり、違反を受けることはなくなった。
仕事で、オーディティングを受ける方に伝えることは、基本的な約束ごとです。
・きちんと栄養のあるものを食べて下さい。
・睡眠を十分とって下さい。
・疲れた状態で来ないで下さい。
・お薬を取った場合は、1週間置いてください。
・アルコールは24時間以内に飲まないで下さい。
しかし、これさえ、守れない人がいる。
心身ともに健康と言うが、身体の状態が悪いとやはり、オーディティングが効果をあらわすのが困難だ。食事も淡水化物、麺類やお菓子などでは十分パワーが出ないのです。
お肉やお魚、納豆などのたんぱく質が身体をつくり、健全な精神の元となります。
普段でもそれをきちんと摂っていれば、あまりイライラや、ストレスは受けにくいのです。
そうした基本的なことが生活で出来ていないと精神的な向上は難しいし、オーディティングの効果は出にくいのです。
そして、結果を出すには、本人の協力が必要ですし、その基本的な協力が出来ない方は、やはり、1つの甘さが次ぎの甘さを生んで、やはりこちらがいくら助けようと努力しても、ズルズルと落ちていってしまうのです。
残酷なようですが、それも本人が選んでいることなのです。
人をなんとか助けたいと思っている人が、その人を助けられないのはこうした理由なのです。
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