平気で嘘を言う人、騙される人、そして、迷惑を蒙る人とは?反社会的性格の人に騙されてしまう原因とは?

日大の会見を見てると監督は、明らかにウソをついているのに平然としている感じがしませんでしたか?

関西学院側は、状況証拠や証言を集めて、それが嘘だと見抜きましたが、実社会では、それだけのことを調べないので、ウソを言う人に騙されてしまいます。

そして、人は悲しいかな相手も自分と同じように考えるているとみなします。

ここで、下の設定で考えてみましょう。

A:善人。相手のためを思って色々とCの面倒を見る人。

B:騙されやすい人。自分がウソをつかないので、人もウソをつかないと思うタイプ。人の見極めに甘くCに騙される。

C:ウソつきの人。他人は自分と同じようにウソつきだと思い込んでいる。自分を守るためには、被害者のふりを出来る。そして、自分の正体を見破るかもしれない人を恐れているためにウソでごまかす。

<状況>

AはCのために誠心誠意面倒を見た。しかし、ちょっとしたCの気に障ることをやったために、BにAの悪口を吹聴することを行った。そして、それにBは騙されてしまった。

1. 騙されやすく自分もウソを言わないBは、自分もウソを言わないので、ウソつきCがウソを言う訳はないと思い込みます。

2. そして、ウソつきCがC自身の妄想に従ってあまりに真実味に溢れるAを中傷するようなウソの話をすると、コロッとBは騙されてしまいます。

3. 騙される人Bの特徴とは、何が真実か追究するのが甘い人、権威に弱い人、波風を立てたくない人、自分が損したくない人、すべての人に嫌われたくない人、自分の意見より回りの意見に同調しやすい人です。

4. 一方、なぜ、ウソつきCが何故ウソを言うかと言うと、Cも相手が自分と同じように考えるからです。自分が相手に意地悪だし、ウソつきなら、Aも意地悪でウソつきで行ったに違いないと思い込むのです。

5. 結果として、善意のAがウソつきCの人のためにしてあげたことも裏があるに違いないと思い込みます。もちろん、AとてもCのためにやってあげたと思っても人がやる以上、Cが何か気にいらないことも一つや二つあります。やり方が遅いとか強引とか、手順が少し抜けているとか、本質的な問題にならない些細なことです。

6. Cはその欠点を拡大視して、悪口化して、Bに吹き込むのです。もし、Bが何が真実か追究するのが甘い人、権威とかに弱い人、波風を立てたくない人、自分が損したくない人、すべての人に嫌われたくない人、自分の意見より回りの意見に同調しやすい人だったら、どうでしょうか?

Aの意見や行動を聞かずに、AがCのために良いことをしてあげたことを一切聞かずに、Cの言うことを信じて、Aのことを悪い奴と判断するのです。

なぜなら、

1. Bは、邪悪な行為や問題に直面できない弱さがあるからです。

2. Bは、問題や面倒なことや嫌なことを負いたくないからです。

3. Bは、物事をきちんと最後まで追究するガッツがないからです。

 

実は、これは数年前に自分が陥れた出来事を回想して書いたものです。よく本に書かれている波乱万丈の経営者はたいてい信じていたと思う側近がとてもウソつきで嵌められていたりします。

経理にお金を持ち逃げされた。会社を乗っ取られたというような人はたいていこのような目に遭っています。

ホリエモンとかもはめられたと聞いています。

そして、何が正しいかのことまで追究しない人は、みんながそう言っているからとか、リスクを負いたくないために、大勢の意見に同調しがちです。

結果として、どんなに正しいことを言っていても、ウソに騙された人が多ければ、その意見に流れてしまうのです。

怖いですよね。騙されないためには、何を言ったではなく、どう行動したか、その意図はどうだったのかという点に焦点をあてるべきでしょう。

例えば、人命救助をしようとして頑張ったけど、運が悪くて死んでしまったら、助けようとした人を責めるべきではありませんよね。何が重要なのか、どんな意図で行ったのかをよく考えるとより良い解決策になるでしょう。

 

 

 

 

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