人に同情してはいけない理由は?

誰かが、弱っている。大変な目に合っていると、優しい人はいろいろと手を貸したり、励ましたり、またお金を貸したりします。

しかし、そうしても二度と立ち上がれなかったり、また自分の目の前から姿を消してしまう人がいます。

また、ずるずると、そうした同情をしてもらいたいために、悲惨な目を続けているとしか思えない人も中にいるでしょう。

そういう人を回りで見たり、また自分自身、結果として嫌な目にあったことがありませんか?

もし、自分の人生を自分で舵取りしているとすれば、うまくいっていない人、成功しなていない人は、人からそういう同情をもらいたいという決断をその人自身が心の奥底でしていると疑ってまず間違いはないでしょう。

では、なぜそうしたことが起きるのでしょうか?

簡単な例を言いましょう。

小さい頃、その人は、学校で嫌な目やあるいは、たくさんの宿題を出されました。そして、学校へ行きたくないと思いました。しかし、元気なうちは、親から「とにかく学校行きなさい!と家を追い出されます。

しかし、そのうちに、ある邪悪な考えがその人に浮かびました。もし、頭が痛くなったり、病気になったら、学校を休めるかもしれない。また駄々をこねれば、お母さんは自分を学校へ行かせないかもしれないと。

そして、あるとき、とても学校へ行きたくないなあと思ったとき、少し疲れていたのでしょう。頭も痛くなりました。そして、熱を測ったら、幸いなことに、なんと38度ありました。

そうしたら、お母さんは心配して、「学校へ行かないで、家で寝てなさい」と言いました。そして、普段食べないようなアイスクリームを買ってきてくれたり、さんざん心配して、愛情たっぷりに接してくれました。

さあ、この男の子は、自分の状態が悪かったり、都合の悪いときに、人の親切が得られることをその人は無意識に学習しました。

そして、この男の子はたびたびこの手を使うようになりました。

「お母さん、どうも昨日から熱があるみたいだよ」

「じゃあ、寝てなさい!」

大きくなっても、大学の試験の前になると頭痛を覚えるようになりました。しかし、実家から離れていると、そうした同情してくれるお母さんみたいな女性はいません。ただ、頭痛に苛まれるようになりました。

結婚は、お母さんのように優しい女性と結婚しました。しかし、妻とお母さんはまったく別ものです。

そうした男性に限って、少し自分より強い女性と結婚します。何かあると、ダダをこねたり、弱いふりをする夫に妻はだんだんと怒ったり、切れがちになります。

自分が弱ければ、同情してもらえるというパターンが潜在意識に入っている夫は妻が働きに出たり、強くなるに従い、反比例してどんどん弱くなります。

会社の仕事で失敗することも多くなったり、あるいは事業で失敗する確率も増えてきます。

なぜなら、愛情を得るためには、自分が惨めな目にならなくてはならない、弱い自分でいないといけないという固定観念がその人の潜在意識に入っているからです。

さあ、このまま行くとどうなるでしょうか?

女性が考えるのは、1つです。こんなダメ夫に誰がしたんだろう。子どもが育ったら、熟年離婚。

またその男性が人に頼るとお金を貸してください、仕事紹介して下さいです。

世間では、この人に対するアドバイスは通常、「頑張りなさい!しっかり、しなさい。努力しなさい!」です。しかし、この人の潜在意識には自分がみじめで弱いなら、人が親切に助けてくれるというものがあります。

この固定観念が彼の努力に真っ向から対立します。彼が、努力するのは、単に人の注意を引き付け、頑張っていると姿勢を見せるだけになります。そうすれば、同情がもらえるからです。同情がもらえれば、それ以上することは無駄です。当然努力はそれ以上しなくなります。

ですから、長続きしないので、うまくいくはずがありません。

お金を貸したに、最初はうまく行くけど、長続きしない。
何度言ってもダメ夫やダメ妻が変わらない。

それはこうした理由からなのです。

では、出来ることは何か?

それは、彼自身が自分のそうした思考パターンを詳しく知ること。そしてそうした無意識な思考パターンを完全に消すことしかないのです。

他人があれこれ同情しても効果がないのはこうした理由からなのです。

そして、あなたが出来ることはまず、自分のパターンを知ることです。

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