おはようございます！
さて、先日「空へ」という1996年のエベレスト大量遭難事件のことを書いた本を読みました。商業登山に対して警鐘を鳴らす本です。
商業登山とはお金を払えば、ガイドが高い山へ連れていってくれる登山です。日本でも北海道のトムラウシ山で遭難事件がありましたが、これも規模は小さいですが、商業登山です。
エビレストでは、嵐になるとマイナス40度、ジェット気流の風速100m近い風が吹き荒れる。しかも地上の30％ほどの酸素しかない世界。
人間はジェット機が飛ぶような世界では生きられないのです。
なにが怖いかというと人は知ってることは対処できますが、知らないことには対処できないことです。
7000m以上の山に対する経験不足の登山者が軒並み犠牲となりました。またガイドも彼らを助ける責任感と想像を超える奮闘により亡くなっています。
人は憧れ、何かやりたいという気持ちは時には理性を越えますが、それを越えてはいけない世界があります。
愚直に努力をするのは大変ですが、時には生命に関わる趣味、登山をする上で、この本は良い教訓となりました。
今日も元気で頑張りましょう！
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